大吉の察知力


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大吉の空気を読む力は、かなり鋭い。出かける支度をしていると「もしかして、どこか行く?」と探りを入れてくる。留守番になるときは見送りなどせずとっとと寝室に消えたりするくせに、自分も一緒に行くときはそれを察して期待の眼差しを向けてくる。どこで判断しているのかは分からない。

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はい、正解。騙されたと思われなくないので「病院だけど、行く?」と言っておく。すると「行く!!」という顔をする。どうやら「病院」という単語は聞こえていないっぽい。行き先まで察する能力はないらしい。そこは鈍い。ちなみにタヌ吉は大吉の反応を見て一緒に喜んでいるだけで、察する力はまったくない。

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そして病院が近づいてくると、全力で拒否る。特に何か異常があるわけではなく、この日は混合ワクチンを打ってもらい、ノミ・ダニの予防薬(パノラミス)をもらいに来ただけ。

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そんな目で見られても。ちゃんと病院って言ったし。

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診察台に乗りたくないタヌ吉は、診察室の入り口で外を向き「ここにはいないと思ってください」と存在感を消す。

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かまわず抱き上げて診察台に乗せる。聴診器をあてられているだけなのに、ジタバタと暴れる。

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診察台からダイブしようとするが、それを読まれて二人がかりでキャッチされる。そのすきにワクチンを打ってもらい、無事終了。

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で、「一刻も早くここから連れ出して」と訴えられる。『横浜山手犬猫医療センター』の上田先生はいい人なのにねぇ。

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お疲れさま。2週間後には狂犬病の注射を打ちに来るけどね(念の為ずらしている)。

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はいはい、災難だったな。










<お知らせ>
連載「犬のはなし」も更新されました。
『福助が7才でもガキンチョな理由』






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コメント

犬きち♪

おんなじ
2日前に全く同じ光景をうちのワンコで見ました。背中の丸さとか色とか福ちゃんとそっくりなので、まるでわが子(わが犬)を見ているようです・・・。

Keiko

大吉君の恨めし気な眼差し…

都合の悪いことは 入ってこないのかな?

まじかな?

大ちゃんの、嬉しそうな顔と病院の観念した顔のギャップがw
とうちゃんも大変だけど、いつも家族のためにありがとうございます。

8キロのシュナ

福ちゃん、床に擬態してるつもり?追い込まれて進化したのかな。
非公開コメント

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プロフィール

穴澤 賢 (あなざわまさる)

1971年大阪生まれ。フリーライター(鎌倉市腰越在住)。犬と猫と音楽と酒が好き。自称釣り人。2015年11月、長年の愛犬との暮らしで欲しいと感じたものを作るブランド「デロリアンズ」を立ち上げる。

anazawa_masaru[at]yahoo.co.jp([at]→@)

大吉(だいきち)

2011年(8/17)茨城生まれ。
里親募集サイトからもらわれる。何がまざっているかわからないくらいの雑種犬。左右の耳の立ち方が違うのが特徴。若干ビビリ。

福助(ふくすけ)

2014年(1/11)生まれ(推定)。 センターから保護団体を経て我が家へ。収容される前の経歴は不明。本棚から器用に本(ハードカバー)を抜き出して粉砕するのが趣味。

ねこ 2020年2月号 Vol.113

「犬飼いから見たねこの不思議」連載中

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(コメント) マドの飼い主、片野ゆかさんの本。ためになりました。

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(集英社)


(コメント) 馳星周さん初の犬小説。僭越ながら帯コメントを書かせていただきました。

「寄生蟲図鑑 ふしぎな世界の住人たち」 (飛鳥新社ポピュラーサイエンス)

(コメント) この内容でこの価格で出すところがスゴイ!

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