『焼鳥の仕込み』が終わったら、焼きに入る。ちなみに看板とTシャツに続いて、グラスも作ってみた。やっぱり細部にまでこだわらないとね。こだわる部分が違う気がするが(最近はこういうものをひとつからネットでオーダー出来るんだね)。

まずは犬用メニューから焼いていく。網に乗っている方がそうで、モモ肉をただ炭火でじっくり焼いてるだけ。

たいていの犬は人間が美味しそうなものを食べてたら欲しそうにするもんだし、まして自分用もあると察すればクンクンいって催促しそうなものだが、大福は一切しない。別にどうでもいい感じ。

ラブあたりだと「食欲がないなんて!」と即病院に連れていくレベルだが、大福はだいたいいつもこうだ。かといって体重はどちらも一定だから自分で調節しているのだろう。そうこうしているうちに、ねぎま(タレ)が焼けた。

続いては皮(塩)。下茹でして余分な油を落としているので、ほどよくパリパリになる。いつもこうして、大福の肉を冷ましている間に人間用メニューを焼いて一杯やる。

そして豚しそ梅肉和え。しゃぶしゃぶ用の豚バラに梅肉を少し塗り、しそを挟んで巻く。仕上げに少しだけ塩をふる。これがまた違った味で楽しめる。

大福用の肉が冷めたら、食べやすい大きさに手でほぐしてやる。

「おーい、お前らの出来たぞー」と声をかけると、のそのそと起きて来る。食べとる食べとる。じっくり炭火で焼いたから美味しいだろ。

炭火で焼いた犬用メニューがある焼鳥屋(完全予約制)なんて、きっと喜ばれるに違いない。60歳になるまでにオープン出来るだろうか。

そして最後は焼鳥丼でしめる。今回はしじみの味噌汁にしてみた。これにつくねなどいくつか品数を増やして、こんなコースメニューでどうだろうか。

残しとるし、あいつらめ。
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