
汗だくになりながら
『草刈り』をするのは大福のためだが、これも楽しみのひとつ。よく働いた後の、風呂上がりの冷えた1杯はたまらない。凍らせたグラスでね。

とはいえ、ちゃんと大福の肉も焼いてあげる。焼鳥の仕込みで出た端切れを鉄板で、それとは別にモモ肉を炭火で。中央は自分用のトウモロコシね。醤油を垂らすと焦げた香りがいいんだよねぇ。

ビールを飲みながら、テラスでそんなことをしていると鋭く察して「もしかして、焼いた鳥くれるの?」と探りを入れてくるタヌ吉。自分にプラスなことだけ、妙に勘が鋭い。

焼いた鳥をほどよく冷まし、食べやすい大きさにほぐしてあげれば出来上がり。ほれお前ら、食べな。

しかしリアクションの薄い大吉。「いや、今はいいや」という反応。焼いた鶏肉があるのはわかっているはずだが、ソファーから降りようともしない。

いっぽう、楽しみにしていたタヌ吉は喜んで食べる。

しかし大吉は来ない。このまま放置すると、2皿ともタヌ吉が食べてしまうので、大吉のため一時的に避難させておく。後で食べるかもしれないので。この流れを見て、犬と暮らしたことがある人は「大吉、大丈夫なの?もしかして体調でも悪いんじゃないの?」と心配になるかもしれない。

大吉はこういうやつなんです。今はそんな気分じゃないらしい。
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