
今回気付いたことがある。これまでタヌ吉は、単語は理解していたが文脈はわかっていないようで、こちらの意図することまでは通じなかった。たとえば、忙しい日の散歩でウンコはしてくれと頼んでも、しそうでしないそぶりを繰り返して、結局、後でもう一回行かなければいけないことが結構あった。

それはそれで仕方のないことだし、大吉のように物分りが良くなるにはまだ若いのだろうし、そもそもなぜどちらも家でしていいことにしているのに「外でしかしないルール」を自分で作るのだろうという思いもあった。そして忙しい日の夕方2回も散歩に行くのは、仕事面でまぁまぁ大変な面もあった。

しかし退院した直後は、仕事面よりも体力的にしんどく「出来れば一回でしてくれよぉ」と頼んでいた(今は復活した)。すると、願いが通じたように毎日一回でしてくれるのだ。家でも「掃除するからソファにあがって」というと、これまでなかなか動かなかったのに、サッと移動するようになった。急に言葉が通じるというか、意思疎通のレベルが格段にあがったのだ。なるほど、これは大吉も過去にあったことだった。

これまでは、ただ単に「わからないふり」をしていただけだったのね。
<お知らせ>
「デロリアンズ通信Vol.358」を配信しました。
(すみません、内容は違いますがVol.358を2回送ってました)