
先週の日曜日は、パシフィコ横浜で開催されていた「フィッシングショー」に行ってきた。会場はものすごい人と熱気で、村田基さんや菊元俊文さん、関和学さんといった釣り業界のスターがそこかしこでトークショーをしているのを間近で見る度に、心の中で「本物だ!」と叫んだりしていた。

そんな中、ふらふら見て回っていると「邪道」のブースの前に藤澤所長が立っているではないか。あまりの緊張から一度は普通に通りすぎてしまったが、にこやかに記念撮影に応じたりしているのを横目で見て「俺も、お願いしてみようかな」と思い直し、引き返してさりげなくカタログを購入。

そして勇気を振り絞って「あの、一緒に写真撮ってもらえますか?」とお願いすると「ええよ」と自ら肩を組んでツーショット写真を撮らせてくれた。しかも手に持ったカタログを見た藤澤所長は「サインしとく?」と聞いてくれたので「お願いします!」と答えると、さらさらと丁寧にサインまでしてくれたのだった。いつもBS釣りビジョンの「オレたちゃシーバス研究所」を楽しみに見ているので本気で感激した。

その帰り道。輝くサイン入りカタログを眺めながら、これまでの自分の振る舞いを思い返してみた。出版記念のサイン会でも無愛想だったり、話しかけられても「あ、どうも」の一言で終わらせてしまったり、まともに目すら合わせられない自分は、なんて小さい人間なんだろうと思った。これからは藤澤所長を見習って、フレンドリーな笑顔で自ら肩を組むくらいの人間になりたい。

たぶんスゲー嘘くさくなって、逆に気持ち悪がられると思うけど。