
ブログやツイッターなどで口コミしてくださった皆さんのおかげで、じわじわと広がりつつあるらしい絵本
『明日もいっしょにおきようね』
。作者のひとりとしてお礼申し上げます。苦労した甲斐がありました。いうほど苦労してないやろ、と思うなかれ。実は今回の絵本制作の裏には、涙ぐましい努力があったのでした。

話は、メンバーも揃い、いよいよこれから制作に取りかかる、というところまでさかのぼる。絵本を作ろうと思ったのはいいが、誰ひとりそんなものやったことがない。何からはじめていいのかさえわからない。実話なので、ストーリーはある。が、どういう絵で、どういうコマ割で、どう読み進めてもらうか。みんなで意見を出し合うにしても、何かないと意見すらいえない。そこでまず、叩き台となるラフを作ることにした。

が、
『ご存知の通り』
おっさん絵はあまり得意ではない。頭の中にある絵がうまく描けない。描いているうちに、心が折れそうになり、実際何度が折れて破り捨てたりした。しかし何度描き直してもたいして変わらない。しかも、すげー真剣に描いているのに、どこかふざけているような絵になる。このラフを
『竹脇さん』や
『岡さん』や編集者に見せるのに、どれほどの勇気がいったことか。そうした数々の苦難を乗り越えて、今回の絵本が完成したのでした。なので、これからも宣伝応援どうぞよろしくお願いします。

これを渡された竹脇さんの方が、よっぽど苦労したと思うけど。
<書店情報>
『ジュンク堂 吉祥寺店』の書店員さんが、推薦文を書いたPOPを作って目立つように置いてくれているそうです。好きです。お近くにお立ち寄りの際は、ぜひ覗いてみてください。