• 絵本の誕生秘話

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    心待ちにしていた見本が届いた。実はこの絵本ができるまでには長い道のりがあったのでした。ずいぶん前から、でかおの話を絵本にできないかと思っていて、いくつかの出版社に持ちかけてみたものの、どこも「うちではちょっと難しいかもね」という感じだった。そりゃそうだ。絵本なんか作ったことないし、誰が絵を描くのかも決まっていないのだから。そうこうしているうちに時間だけが過ぎて、ほとんど諦めていたのでした。

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    ところが昨年の夏頃、別件で会った編集者と雑談しているときに、何気なくでかおの話をしたら興味を示してくれて、きちんと企画書を出してくれと言われる。半信半疑で企画書を提出したら、驚いたことに社内会議をあっさり通過。忘れかけていた頃になって、突然絵本制作が現実味を帯びてきたのでした。

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    当初からこの絵本の制作には、実際に猫と暮らしている人に関わってもらう必要があると感じていた。独特の「猫っぽさ」は、猫飼いにしかわからない。そこで、デザインは『不思議顔のまこ』の飼い主でもある『岡さん』にお願いすることにした。が、肝心のイラストレーターが見つからない。知り合いのツテや、イラストレーター登録サイトを探しても、頭にあるイメージに近い人がいない。さて困ったどうしよう、と岡さんと話していたのが、ちょうど『もふもふ毛布募金』の日のこと。

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    まさにその日、募金に来てくれた人の中にイラストレーターをしているという女性がいたので、一応名刺をもらう。その名刺には、一匹の猫がちょこんと描かれていた。帰ってホームページを覗いてみると、猫がたくさん登場していた。それを見て「おぉ、探していのはこういう感じだ」とビビッとくる。早速電話してみたところ、かなり驚いたようすだったが、事情を話すと「喜んで!」と引き受けてくれた。こうして妙な出会いから、4匹の猫飼いでもある『竹脇麻衣さん』が絵を担当してくれることになったのでした。

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    そこからは、編集者も合わせた4人のチームが一丸となって、岡さん宅で猫まみれになりながら何度も何度も構想を練り直し、ようやく完成にこぎ着けたのでした。ふぅ、長かった。なんというか、感無量。というわけで『明日もいっしょにおきようね─捨て猫、でかおのはなし』は、4月21日に出版されます。どうぞよろしくお願いします。

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    こらこら。













    ※制作風景のひとこま
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    <お知らせ>
    今回の絵本は、初版部数が少ないため、全国の書店に広く置かれることはないかもしれないそうです。なので、書店で買い求めようと思ってくれている方は、大変恐れ入りますがその書店で入荷予定があるかどうか、事前にご確認くださいますようお願いいたします。



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プロフィール

穴澤 賢 (あなざわまさる)

1971年大阪生まれ。フリーライター(鎌倉市腰越在住)。犬と猫と音楽と酒が好き。自称釣り人。2015年11月、長年の愛犬との暮らしで欲しいと感じたものを作るブランド「デロリアンズ」を立ち上げる。

anazawa_masaru[at]yahoo.co.jp([at]→@)

大吉(だいきち)

2011年(8/17)茨城生まれ。
里親募集サイトからもらわれる。何がまざっているかわからないくらいの雑種犬。左右の耳の立ち方が違うのが特徴。若干ビビリ。

福助(ふくすけ)

2014年(1/11)生まれ(推定)。 センターから保護団体を経て我が家へ。収容される前の経歴は不明。本棚から器用に本(ハードカバー)を抜き出して粉砕するのが趣味。

ねこ 2020年2月号 Vol.113

「犬飼いから見たねこの不思議」連載中

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(コメント) 馳星周さん初の犬小説。僭越ながら帯コメントを書かせていただきました。

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(コメント) この内容でこの価格で出すところがスゴイ!

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