成人を迎えた若者が親にメッセージを述べる、という趣旨の番組を何気なく見ていたが、すごくしっかりしていて驚いた。が、もっと驚いたのは父親が44歳であることだった。4つしか違わない。俺は、いったいどこで道を踏み外したのだろう。なぜ、正月からずっとゴルゴ13を読みふけっているのだろう。と、愕然としたのだった。

それはさておき、大吉。この間、ソファーでごろごろする実物の大吉と、
『我が家に来た頃の大吉の写真』を見比べてみたが、驚くべき変貌を遂げていることに改めて気がついた。まず、顔つきが全然違う。いつの間にか、マズルがみょーんと伸びている。さらに「恐らく立つことはないでしょう」と獣医に言われた耳は、なぜか左耳だけすくっと立っている。

毛質も変わっている。来たときはモサモサのフッサフサだったのが、ぺたんとした毛質になってきた。背中の方はちょっとウェービーでもある。色も、ほぼ白で耳だけクリーム色だったのが、今は全体的にクリーム色でも茶色でもない、強いて言うのなら「傷んだ山芋の色」みたいな感じの部分が広がってきた。

何より、体つきが思い切り違う。大きくなるのはわかるが、手足がやたら伸びて、頭が大きく、そのわりに胴体は小さく、なんともバランスが悪い。仔犬から成犬になる過程で、バランスの悪くなる時期があるというが、今がまさにそんな感じ。両耳立つのか、それとも片一方だけなのか、何色になるのか、最終的にどれくらいの大きさになるのか、まったくわからない。

とりあえず、15キロくらいでひとつよろしく。