昨日は
『ライブ』へ向けての最終リハだった。といっても、全員のスケジュールの都合でこの日を入れて2回しかできなかったんだけど。新曲もあるというのに。しかしそこは長年培ってきたなんとかなるよたぶん精神で、終始緊張感のないスタジオなのだった。というわけで、今回の私のセッティング。わりと寂しい足下だが、このエフェクターたちの解説をしてみよう。

まずは右から。ギターから最初に繋いでいるのがKORGのDT-10というチューナー。これでギターの音程を合わせる。ちなみに私、一応ギター歴20年以上になるが未だにチューニングは機械頼り。絶対音感とかまるでなし。

続いて緑の小さいのがBOSSのTR-2。これはトレモロといって、音量を細かく上下させて、音が細切れにすることができる。音量を変化させる速度と深さを変えることができるので、ゆるやかでレトロなビンテージアンプ風のサウンドから、機関銃のような奏法まで幅広く使える。個人的にはなんとなく切ない曲調に向いているような気がする。

その横にあるブルーの箱はLINE6のStompboxModelerMM4。こいつは、ChorusからU-Vibeといったビンテージエフェクターを忠実にシュミレートしたもの。さらにRotary DrumといったものからRing Modulatorまで供えている。いわゆる「揺れモノ」が詰まった一台。

その隣の緑は、八百屋(?)のTUBE’S CREAMERというオーバードライブ。Ibanezの名機Tube Screamerをパロったもの。冗談で買ってみたら結構良かったので、わりと気に入って使っている。音は「歪み系」だがまろやかで、角があまりない。ヘヴィなサウンドには向かないが、いわゆるロック系であればかなり使える。

そして紫の子は、MaxonのAnalogDelay、AD999。暖かみのあるディレイで、デジタルディレイにはない深みがある。これはかなりの確率で踏んでいる。仮にエフェクターはひとつだけ、と制限されたら迷わずこいつを選ぶ、というほど重要な役割を担っている。前に一度本番前に壊れて、慌てて楽器屋で同じのを買ったことがあるほど。さらに最後が……。

たぶん誰も読んでいないと思うので止める。
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『チーム富士丸』の年内最後となる物資受付の詳細をまとめ中です。恐らく来週頭頃には発表できると思うので、どうぞよろしくお願いします。