• 葛藤

    少し前に、ソワンからようやく新曲のデモが届いた。それに歌詞をつけて19日のライブでやる予定となっている。その昔、バンドマンだった頃はちょこちょこと曲も歌詞も書いていたので、恐らくなんとかなるだろうというぼんやりとした自信はあった。そんな軽い気持ちで、ペンを手にデモを繰り返し聴いてみた。

    ところが、やりはじめてみるとまったく言葉が浮かんでこないことに気がついた。今回は、前に作ったサクラマスのテーマみたいに「サクラマス 姿眩ます ありがとうございます」とかふざけたのはちょっと違うような気がするし、かといって甘くて切ないラブソングなんか書いたら、お前ぜってーそんなこと思ってないだろ的な嘘臭い歌詞になるのは目に見えている。

    というところで、ビタッと止まってしまった。慌てずゆっくり考えたいが、そんな余裕はない。本番まで2週間を切っている。リハも少ない。どうしよう。焦れば焦るほど、何も浮かばない。考えれば考えるほど、深みにはまっていく。かつてキース・リチャーズは「曲はかくもんじゃねえ。ある日突然、どこかから降りてくるのさ」みたいなことを言っていたが、待てど暮らせど一向に降りてこない。

    どうしよう。時間だけが過ぎていく。みんなに「ごめん、できんかった」と謝るしかないのだろうか。そう言ったときのソワンの眼差しが目に浮かぶ。ああ、お前はいつもそうだよな、まぁええけど。きっとそれで終わりだろう。違う。これは自分の問題だ。宣言しておいて、できないなんてカッコ悪すぎる。と、こんなこと書いて更にハードルを上げてしまっているような気がする。どうしよう。もう時間はあまり残されていない。

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    そんなことはさておき、茨城県で生まれた雑種の白い仔犬が我が家にやってきた。







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プロフィール

穴澤 賢 (あなざわまさる)

1971年大阪生まれ。フリーライター(鎌倉市腰越在住)。犬と猫と音楽と酒が好き。自称釣り人。2015年11月、長年の愛犬との暮らしで欲しいと感じたものを作るブランド「デロリアンズ」を立ち上げる。

anazawa_masaru[at]yahoo.co.jp([at]→@)

大吉(だいきち)

2011年(8/17)茨城生まれ。
里親募集サイトからもらわれる。何がまざっているかわからないくらいの雑種犬。左右の耳の立ち方が違うのが特徴。若干ビビリ。

福助(ふくすけ)

2014年(1/11)生まれ(推定)。 センターから保護団体を経て我が家へ。収容される前の経歴は不明。本棚から器用に本(ハードカバー)を抜き出して粉砕するのが趣味。

ねこ 2019年11月号 Vol.112

「犬飼いから見たねこの不思議」連載中

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「保健所犬の飼い主になる前に知っておきたいこと」
(新潮社)


(コメント) マドの飼い主、片野ゆかさんの本。ためになりました。

「ソウルメイト」
(集英社)


(コメント) 馳星周さん初の犬小説。僭越ながら帯コメントを書かせていただきました。

「寄生蟲図鑑 ふしぎな世界の住人たち」 (飛鳥新社ポピュラーサイエンス)

(コメント) この内容でこの価格で出すところがスゴイ!

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